最終更新日:2004年8月10日
[HOME] ->[FCTVからのお知らせ]トップページ サービス内容 料金表 サポート情報 各種手続・申込用紙ダウンロード 工事のお知らせ
お問い合わせ先一覧
無保証の技術情報 FCTVユーザのWebページ @NetHome FCTV災害情報
2004年8月10日
各 位
平素は弊社サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。掲題の件につき、お客様に以下の通りご連絡いたします。
概要
弊社は、弊社ネットワーク全体の通信品質の向上を図るため、今回のバックボーン機器増強に合わせてP2Pソフトウェアの帯域制御を正式に開始します。約半年間の試験運用で、この制御により一般のお客様に問題が生じないことが確認されております。
これは、今後の高速サービスやできるだけ早い時期の提供を目指しているVoIP(インターネット電話)サービスの提供に不可欠なものです。以下、詳しくご説明して参ります。
P2Pソフトウェアとは何か
P2Pソフトウェアは、従来のサーバ経由の通信ではなく各ユーザ間直接の通信を行うソフトウェアです。やりとりされるデータの性質上、一般に長時間連続した通信が行われます。この長時間連続した通信は、他の方の正常な通信を阻害する恐れがあります。
P2Pソフトウェアは違法なのか
ソフトウェアの存在自体は違法ではありませんし、ソフトウェアを使用すること自体は違法ではありません。ただ、きわめて残念なことに現状のP2Pソフトウェアの使用形態は、他人の著作権を侵害するデータ(映像・音声・音楽やソフトウェアなど)の交換が主流であることは否定できません。P2Pソフトウェアを用いて他人の著作権を侵害するデータを扱ったときは、違法行為をなすこととなります。
P2Pソフトウェアを起動している方本人がこれらのデータを扱っていなくても、著名なP2Pソフトウェアの中には、他人の通信を媒介(中継)し、かつその中継先を知り得ない構造となっているものがあります。この場合、実際中継されているデータが適法なものであるかどうかを判断する手段がありません。この場合、P2Pソフトウェアを使用している方に契約約款第49条に規定する「他人に使用させる場合の加入契約者の義務」をお守りいただいていないことになりますので、契約約款違反と言わざるを得ない状況となります。
また、他人の通信を媒介するということは、弊社に料金をお支払いいただいていない第三者のために弊社の設備が使用されることになり、P2Pソフトウェアを使用していない方にとって甚だ不公平な設備の使用形態になり、弊社として看過できません。(インターネットの性質上、他人の通信を媒介することが全くないとはいえませんが、これらソフトウェアの中には"ノード"や"クラスタ"などの概念で説明される仮想ネットワークを作成し、常時大量の通信を媒介させるものがあります。通信の総量から言って、弊社の許容限度を超えています)
何故P2Pソフトウェアの帯域制御を行うのか
弊社では、P2Pソフトウェアの台頭時期からその動向を注視して参りましたが、昨今雑誌などで「ソフトウェアや動画が簡単に手に入る」などときわめて違法性が高いといわざるを得ない紹介文で複数のソフトウェアが紹介され、急激に通信量が増大する結果に至りました。 また、通信状況を調査すると、ごく一部のユーザがその通信の大半を占めていることが判明しました。
弊社は、上に挙げた理由などから、一部の方が異常な帯域を占有している現状を解消しより公平なネットワークの運用を行うため、帯域制御を正式に開始します。帯域の考え方については下記をご覧下さい。
通信速度・帯域の考え方
「帯域」の考え方について
弊社では、プレミアムプランにおいて下り5Mbps、上り512kbpsの通信速度を提供するとしておりますが、これは24時間休みなく連続して通信が行われることを想定したものではなく、下記にご説明しているような、一般的なコンピュータの使用形態※を想定したものです。弊社がインターネットサービスの提供を開始した1999年の時点ではP2Pソフトウェアは一般に知られていない存在で、従い、この件について特別なご説明をして参りませんでした。
※一般に、お客様がコンピュータの電源を入れ、ホームページの閲覧、メールの送受信などを行うとき、実際に通信が行われている時間はそのうちのわずかの時間です。この各ユーザが通信を行っていない時間に、他のユーザが通信を行う、いわば"譲り合い"のような通信が行われています。
(さらに技術的に説明すると、ケーブルモデムは通信を行おうとするとき「これから通信を行うが、空いている帯域はありますか?」と問い合わせを行ってから通信を開始するので、P2Pソフトウェアなどが常時帯域を消費している状況下では「空き帯域なし」と回答され、いつまでたっても通信が開始できない状況があり得ます。)弊社のバックボーンの増強などは、この"譲り合い"が行われていることを前提に、通信量の合計を算出するなどで、総合的に円滑な通信が確保できるように行っております。
不当に帯域を占有するP2Pソフトウェアについて
ところが、先にご説明したP2Pソフトウェアは、ソフトウェアの性質上この"譲り合い"が行われず、ソフトウェアが起動している時間ずっと通信が行われ、他のユーザが通信をしようとしても「現在使用中である」などの回答を返し、本来多人数で共用されるべき通信帯域をごく少数で消費しきってしまう性質があります。
これは、例えば空いている電車内において、座席が一列空いているからといって二人分の席にまたがって座ったり、寝転がったりするのと似ています。(もちろん実生活においてこれは非常識な行為です) 過去の通信状況から判断すると、今後この状態が自然に改善することは残念ながら期待できません。
よって弊社では、P2Pソフトウェアの帯域制御を実施することにより"譲り合い"に近い状態を実現しネットワークの公平な利用を促すことで、全体的な通信品質の向上を図って参ります。
弊社の設備増強による帯域の拡張について
弊社の設備増強は、あくまでもお客様に公平な帯域を提供するために行われるものです。帯域が狭いのなら拡張せよという意見を(弊社宛に限らず)ネットワーク上の掲示板等のコミュニティで散見しますが、上記に述べた状態を解消しないと、拡張した帯域を一部の通信に占有されるという自体に変わりはありませんから、設備増強による帯域拡張と通信の公平化は車輪の両輪のように、ともに必要な措置であると考えています。
Copyrights RESERVED by the FCTV Internet Service / Fukui Cable Television Co.