久々の樋口会お邪魔してきました                             

平成16年12月12日(日)
会場 京都和久傳     


 今年5月大学の集まりで京都に行った時に前回同様、鷹峯のお宅に朝早く押しかけて、振り売りに出る前のお野菜を(鷹峯とうがらし・トマト・なす・スナックエンドウ・玉ねぎ・きゅうりなど)ゲット。ウキウキしながら両手一杯に箱を抱えて帰りのバスを待っていました。
 そこへ軽トラに乗った樋口さんが止まって「夏に樋口会あるし、来るか?」と声を掛けて頂いたので「行きたいで〜す」と即決の返事。でも、お忙しい樋口さんからのご連絡はなくちょっぴり寂しい私でした。(正直、7月の福井豪雨は紙一重で床下浸水を免れはしましたがその時期から公私共に色々な事が押し寄せてきて、忙しかったのでお誘い頂いても参加出来なかったかもしれませんが・・・)

 そんな、私ですが11月7日「野菜・万菜・文化祭」でパネリストとして参加されていた樋口さんからシンポジウム後、「20日に明石カンカンで樋口会あるし直接電話してみて」と電話番号を教えてもらいました。さっそく電話して場所・時間等を確認し参加させてもらうつもり準備していましたが、またもやドタキャン状態になりとっても残念でした。
 でも、その数日後樋口さんから「12月に京都であるし、来るか?」との電話。今度こそと意気込む私は、農業試験場に勤務している友人と2人分でお願いしました。

・ ・・・とたいへん長い前置きですみませんでした。

 
いよいよ、当日です。場所は割烹『京都 和久傳』(JR京都伊勢丹11F)で、以前樋口さんを紹介された情熱大陸にも登場していた"緒方 俊郎さん"が料理長のお店です。参加者は前回同様職種は様々で30人ぐらいでした。(久々のため緊張で?挨拶がしにくかったですね。それにお顔の分かる方は数人でしたので )


 今回は、福井の農業試験場に勤務している林君(中学時代の同級生で昨日の野菜・万菜・文化祭に誘いその後樋口さんと1時間以上話をさせてもらったラッキーな奴)を向学の為にと誘って来ていました。(事前にビデオは見てもらっていましたので、「ぜひ参加したい」と二つ返事)


 青竹に入った冷酒を頂きながら待っていたお料理が上品に目の前に出され始めると同時に話の内容が「野菜」中心になりました。


まず、先附けに"生の菊菜の葉先"が梅醤油味の河豚の細引きに使われていました。普通"菊菜"は鍋等で火を通して食べるのでちょっと驚きでした。でも、菊菜独特のきつい香りはなくやさしい味で2度びっくり。(菊菜が苦手な林君が食べてましたからね) 


椀の根菜スープは"葱とかぶの甘みを活かした田舎味噌仕立て"でシンプルでおいしかったですね。(ただ、葱が太いため少し硬く女性には食べにくかったかな。)

和え物の鴨肉はクセもなく柔らかくて、さっと味付けされた"大原水菜"を巻いて食べればさらにおいしくなりました。この水菜は苦みも柔らかく食べやすく感じましたが味付けの為でしょうか?

 焼物は柚子釜で椎茸が黒豆豆腐の中に隠れていました。(白子が入っているとの声も聞こえていましたが、料理音痴の私にはよくわかりませんでした)樋口さんは椎茸も作られているのでしょうか。柚子の香りに負けない味を主張している気がしましたよ。

 旬菜は"丸大根"がお皿の中央で「どこからでもかかっておいで」と挑発しているようにドーンと鎮座していました。蛤の味を足してありましたが、しっかりと丸大根を堪能できましたよ。

 強肴の"堀川牛蒡"は思いっきり噛んだ途端、お隣や前の席の銀行にお勤めの2人の女性の方も「えっ?」・・・と声が出るくらい軟らかかったんですよね。堀川牛蒡は硬いという思いがあるため、あまりの軟らかさに椀の葱と逆で「湯がき過ぎかね」と言いながらも上品な味には満足の私達でした。

 この牛蒡の軟らかさの正体は食事の後に判明。樋口さんが鉛筆ぐらいの細い牛蒡を席に持って来られて「囓ってみいなあ」と言われ私を含め数人が口にして生なのに軟らかいのでまたもや驚き、堀川牛蒡は硬くて太くて中を抜いて料理するものというイメージが崩れました。(なんでも、思いこみはダメですね。)

御飯は"赤芋"とからすみを使ったものでやはり上品な味でしたが、"赤芋"の正体がどんなものかわかりませんでした。(また、勉強もしますがどなたか教えて下さいませ。その場で聞いて来れば良かったのですが、食べるのに一生懸命で・・)
  

 水物の"苺"は収穫日が微妙に違う物が混じっているらしく、お皿の当たりによって甘さが違ったようです。私には少し果肉の軟らかさが違うかな?と思うだけで3個とも甘くておいしかったです。(修行がたりませんね)

 最後の菓子は柚子風味のくず焼きで、初めての味わいと言うか食感でしたね。



しっかり全部食べ尽くし満足の私でした。上記の内容は料理の下手な私の文章ですので 多々間違いもあると思いますので、お許し頂きたいのとご指摘頂ければうれしいですね。

樋口会それと今回はお料理等について料理長さんとゆっくりお話する時間がなかったのはちょっぴり残念でした。(素人の我が儘な思いです)

今回のお献立は

先附け 河豚 菊菜 梅醤油
根菜スープ 小蕪 葱 白菜
和え物 大原水菜 鴨ロース 辛子
焼物 柚子釜 黒豆豆腐 椎茸
旬菜 丸大根 蛤吉野 黒こしょう
強肴 堀川牛蒡ごま和え
御飯 赤芋飯 からすみ
水物
菓子 くず焼き 柚子風味

食事の後残った参加者が樋口さんを囲んで野菜談義となりました。私はその様子をデジカメに納めようとしていましたが、昨日購入したばかりのカメラで操作方法が悪く良いショットを撮れずバタバタ。

それで、あきらめて席が離れていた数人の方々と名刺交換と同時にお話をさせてもらいました。

北山でステーキ割烹のお店をされている方・菊の井さんの若手料理人さん(樋口さんがもっと頑張ればいずれ樋口会できるよと声をかけていました)・書道家の方・色々な企画をされている方々など本当にバラエティー豊かな参加者で楽しいですね。


一緒に参加の林君は両手に花でお酒もしっかり飲んでいましたが、それでもさすが仕事に結びついているので「京野菜の本来の味って、くせのないものなのか?」など疑問をいくつも投げかけていました。私は「樋口さんの野菜は味が濃くて生命力があり、元気やと思うし、本来自然に野菜自身がもっている味や香りがあるのでは?そんな野菜がほんまもんかな」と返事。(でも、正直よくわかりませんのでこれから勉強します。ごめんなさい)そんな、林君は出口で料理長の緒方さんにしっかり質問していました。「本来は、その野菜だけで充分だけど今年は自然条件が良くなく、野菜の味が弱いので蛤の味を足したりしている」との事でした。(農業は自然には勝てへん、でも努力をおしまへん・・樋口さん語録より)

出来た野菜をどう料理するかは料理人さんの腕・技・知識・経験・感性等ですが、「料理の中で脇役やった野菜が主役になった・・・樋口さん語録」と語れる野菜を作る樋口さんこれからも頑張って下さい。何もできない私ですが(食べることだけはお任せください)、樋口さんのサポーターの一人でいることをお忘れ無く、たまには樋口会誘って下さいね。 ご馳走様でした。
    

 食いしん坊レポーター     森下 三代        


我が家の野菜レポートに戻る