"浪速のパワー" ちょこっと見学させてもらいました。
          2003年8月4日(月)

北陸は長雨・日照不足続きで作物にも問題ありの8月初め(4日)、食いしん坊レポーターの私は、おいしい物のにおいを 嗅ぎつけて大阪南港にある「ハイアット・リージェンシー・大阪」にたどり着いていました。

 今回お邪魔したのは浪速の伝統的な食材を手がける生産者を物心両面から支援することを目的とする『浪速魚菜を守る会』(主宰者 上野修三さん)が開催している「勉強会と食べる会」の夏編でした。今回で15回目とあって平日の午後にも関わらず70人前後の正会員(若干一般会員を含む)が参加していました。

 第一部は「浪速の夏の料理と夏祭り」という題のパネルディスカッションで、話の食材としては魚(鱧(はも)・たこ)が中心で一時間あまりの内容でした。

私は、初めての参加で右も左もわからないのに最前列の席に座り、さすが 食い倒れの大阪、昔からおいしい物食べていたんだなあと感心しつつ 聞かせて頂きました。(相変わらずの遠慮のなさですね・・・)


でも、正直に言いますと私の心はすでに第二部の「お食事会」の方に飛んでいた様に思います。(会の方々ごめんなさいです)

                             
 いよいよ「お食事会」が始まりました。会場はホテル内の日本料理店「彩(いろどり)」ですが、ホテル側のご厚意で会の関係する日本料理店の料理人の方々が、ホテルの厨房で調理をされました。(本当にすごい事ですよね)


 食材としては「毛馬胡瓜(けまきゅうり)・鳥飼(とりかい)なす・大阪いちじく・赤ずいき・勝間南瓜(こつまなんきん)・鱧(はも)・泉州水蛸(せんしゅうみずたこ)・とびあら」等が使われ、和食のフルコースでした。

浪速の夏の伝統野菜と旬の魚介をふんだんに使った夏料理でどれも見た目もきれいで当然味は言うまでもありませんでした。それぞれが食材の持ち味を無くすことなくシンプルに料理することを心がけられたのが感じられる内容でした。

( ただ、今回の食材の中で一番印象的だったのは野菜ではなく、鱧でしたけどね。 ^_^;)


 それらの中で伝統野菜を使った献立は『勝間南瓜』を使った炊き菜『鳥飼なす』の焼き物『毛馬胡瓜』の蓋物、酢肴、香物などがありました。どれも、料理人さんが作られたものを食べるのは初めてなので興味津々でした。作り方等の説明はありましたが、私は勉強会で隣席になった高槻市で和食のお店をされている方と合い席していましたので、出てくる料理について、色々と教えて頂きました。(その方には、ゆっくり食べられずご迷惑だったかもしれませんが・・・)

「勝間南瓜の八方煮と
小えびとの甘煮」

 「鳥飼なすのしぎ焼」  「毛馬胡瓜と家鴨の葛煮」

次々と出される料理を頂いている間には、森下正博さん(大阪府食とみどりの総合技術センター・主任研究員)のバイオリン演奏もあり、会は和やかに進みどのテーブルの人々もおいしそうに食事をされていましたね。
当然、私もその一人でお腹いっぱいで食べきれないほどでしたよ。(また、私だけが食べていて申し訳ありませ〜ん。) 

 

 この会は、今回の様な内容の他に、生産農家へ出向いての体験イベント・
旬の浪速野菜セットの宅配(年4回)・浪速魚菜専門誌「浮瀬(うかむせ)」
(年4冊)の送付等の特典が、正会員には与えられます。
(年会費:1口20,000円)

 私も一応、正会員に参加させて頂きましたので、7月の末に一回目の野菜セットが届きました。
「毛馬胡瓜と水ナスの中華風ドレッシングあえ」
「勝間南瓜のあっさり煮」
「毛馬胡瓜とカニの冷製あんかけ」
「いちじくと毛馬胡瓜の胡麻ドレッシングあえ」
「いちじくの天ぷら」
『勝間南瓜』と『毛馬胡瓜』を使った「ようかん」

内容は、今回の食材とほぼ同じ(魚介はありません)ものでした。調理方法のプリントも同封されていました。

(無農薬栽培米の糠も同封されていましたが、糠漬は塩加減等で失敗したようでした。情けないですね。)


 料理の下手な私ですが京野菜同様で頑張ってチャレンジしてみましたよ。
下記右は色々作ったものでなどです。(味はご想像で・・・)
(私としては自信作だったのですが・・・・夫 「まあ、食べれるかなぁ?」)  

 さて、今回は"浪速のパワー"の原動力を少しでも勉強させてもらおうと参加させて頂きましたが、とにかく”活気があって元気”ということだけは感じることができた様に思います。 これから、何回か参加させて頂くうちにその秘訣を勉強させてもらいつつ、パワーを分けてもらおうと勝手な思いを抱いて福井へ帰りました。(勉強はちょっとでも、お腹は満腹でした) 
帰宅してからは、次はどんな野菜が宅配されてくるのか・食べる会の内容などに期待と楽しみ(料理の腕は不安ですが・・)をもって待ちわびている私です。それと、前回の京野菜「樋口会」でも書きましたが、ふくいの伝統野菜でも今回の 様なイベントができるといいですね。会員のみなさん頑張ってみませんか?

 

 最後に、今回配布されたプリントの中で気に入った文章を紹介します。会の主宰者である上野修三さん(浪速旬膳 天神坂上野)の文章です。
  「質のエエ食材を守り、育てる努力をせにやああきまへん。となれば無人より多勢の力が強い! 今回も仰山の会員さんからエエお知恵を拝借致し度うおます。頼りにしてまっせェ。お待ちして居りまっせェ」
 
                                               食いしん坊レポーター   森下 三代

 連絡先
     *「浪速魚菜を守る会」 事務局  TEL 06ー9264−0831
                          住所は昨日移転したのでわかりません             
                           URL: http://www.ukamuse.jp/
     * 「浮瀬(うかむせ)」 ・・・季刊 浪速魚菜専門誌 B5変型版 約50ページ  500円
         (伝統野菜はもちろん歴史物など内容は、少し専門的ですが充実していますよ)


伝統野菜の会