冬の京野菜 おいしくいただいてきました



 「京都の樋口です」と元気で明るく大きな声が留守番電話に入っていました。 待ちに待った連絡がついにきました。昨年の”たねとりくらぶ”の集いで講演された 樋口昌孝さんからです。

 樋口さんが作られた野菜を直接購入している料理店の若手料理人さん達が その野菜を使って料理したものを食べる会(樋口会)のお誘いです。もう、うれしくて名古屋で 待っている 女性にもさっそく連絡をしました。

でも、2人とも昨日樋口さんの野菜作りへの情熱を取り上げた番組『情熱大陸(2003/1/26放送)』を 視ていたので「正直私たちが参加させて頂いていいのかなあ」と不安でしたが、 食いしん坊の体質が幸いし図々しく会に参加。

日時は2003年2月12日(水)、場所は"木津川"という京の町屋で風情あるたたずまいです。

(木津川は週に2回のみ予約制で昼食のみを提供する店の様です)

 


参加者は料理人さんや野菜を作っている方達ばかりと思っていましたが、 老舗の和菓子屋のご主人、樋口さんの高校時代の恩師、印刷会社の重役さん、 映像関係の方、京大農学部の学生さんなど本当に様々な職種の方々20人ぐらいでした。

 今回の料理人さんは”京都吉兆嵐山本店”で修行(6年)されている ”西原理人”さんという 方でした。

ゆっくりとお話をする時間はありませんでしたが、樋口さんの野菜を活かす 努力をされていることは調理方法を説明されている時や調理場の様子で感じられました。

もちろん、お料理も上品に仕上げられていて、たいへんおいしかったですよ。

 汲み出しの"蕪汁"は蕪の皮を焼いた物に蕪の汁(塩をした時に出た物)をはった 飲み物でほのかな甘さです。野菜を無駄なく使い切る心遣いですね。

 先附は"冬の京野菜"で深紅色で甘い京人参・蕪・ねぎ・大根を湯通しや塩をしただけ とシンプルで野菜その物の味を感じられるものでした。良い間を開けてお料理は進められました。

 焼物の"焼丸大根"はふぐのだしで味付けしたものを焼いたもので初めてたべました。
(丸大根とは聖護院大根のことだと後で質問して知りました。だめですね・・・)

蕪汁 冬の京野菜 焼丸大根

 と、私だけが食べて来たことを書き連ねても読んでおられる方はちっとも楽しくないですよね。それでは料理ショーをお楽しみ下さい。


 ただ、この樋口会の良いところは、食べ終わった後に本日のお料理について良い点だけでなく気になった点・悪かった点などざっくばらんに料理人の方に話す時間があるところですね。これが、樋口さんの野菜作りの中で大事にされているこだわりの1つではないかと思います。(私も初参加にもかかわらず意見を述べてきました。でも、これが次の樋口会への参加条件の1つになるとの事でしたから・・・)
 今日の京野菜があるのは、農家と料理人の方が互いに切磋琢磨してきたという経緯があり、その裏付けの上に樋口会があるのだと思います。

 とにかく、6時過ぎに始まった会がお開きになったのは11時近くでした。お料理を待つ間に席の近くの方々と色々なお話もさせて頂き、ちょっぴり緊張?もしていましたが本当においしく・楽しい時間を過ごすことができてうれしかったですね。(各地のおいしいお酒もありましたしね・・・)

 次の樋口会にもお誘いの連絡があればうれしいなあと思いつつホテルにもどった私でした。(その夜は興奮気味でなかなか寝付けませんでしたけどね。)

 参加者の一人の方が、

「樋口さんの野菜は、食べる側も健康でないとそのパワーに体が負けてしまう」

と話されたのを聞いて一瞬不思議な気がしましたが、福井へ持ち帰った野菜 "聖護院大根(2,2キロ)・聖護院かぶ(1,5キロ)・京人参・水菜など"(重かった)を自分で料理し再度食べてみて、少し理解できた気がしました。


 料理の下手な私が週末頑張って、何種類かの料理にチャレンジしました。その中ですご〜くおいしかったのは、やはり"聖護院大根のふろふき"でした。(やわらかいのに煮くずれしにくく、甘い) それとインターネットで検索して見つけたもので"揚げ出しだいこん"(大根なのにもっちりした感じでお餅のよう)でした。

ふろふき大根 揚げ出し大根

 その外 "かぶら蒸し" "水菜のちりめんご飯" などなど・・・皆さんに試食して頂けないのが、すごく残念ですが次の機会まであまり期待せずにお待ち下さいませ。

 今回、樋口会に参加させて頂いてみて、ふくいの伝統野菜でもこんな会がるるぶの会員 (できれば一般の人とも)の中で出来たら良いのに、そうすれば、生産者の方々と料理人さんとの間に私たち消費者(おいしく食べる人)が入り何か楽しい事が出来そうな気がしませんか? (すでに、ジャルダンさんや泰平さんで伝統野菜を使って頂いてはいますが・・・もう少し気楽な感じで) それと、子供さん達とも食べる会が持てると良いですね。(樋口さんも子供さん達に本当の野菜の味を知ってもらう事にも力を入れておられる様 です)


 なんだか支離滅裂な文章で(いつものことですが)樋口さんの野菜にかける情熱やおいしさを理解して頂くのは難しいかもしれません。そこで野菜はありませんが、『情熱大陸』 の録画ビデオはありますのでご覧になりたい方はご連絡下さい。 

今年もおいしいものを探して各地に行けたらと願いつつ本年度最初のレポートを終わります。


       食いしん坊レポーター    森下 三代

追伸:名古屋の女性から報告書が送られてきたので皆様にもお披露目します。


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